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Buy 1 get 1 free

一個買うともう一個無料!というセールをスーパーでよくやっている。
肉を2個買って、一つは当日使ってもう一つはフリーザーに入れておけば、役に立つしお買い得。というわけで、よくこれを利用したものだが、やめた。

「明日は冷凍してあったひき肉を使ってミートソースにしよう!」と、冷凍ひき肉を冷蔵庫に移す。
そして翌日、昨日冷蔵庫に移して解凍も終えてるはずのひき肉を晩ごはんの支度の時に探す。
無い。
そんなはずはない。
昨日、絶対冷蔵庫に入れたのに。絶対あるはずなのに無い。
無い無いと騒いでいると、夫が来て言う。
「あれは捨てたよ。消費期限切れてたから。」

ががががーーーーーーん
マジかい。マジかい。捨てたんかい。そんな〜、、、、。じゃあ、どうするんだよぅ。今日の晩ごはん、どうするんだよぅ!
私は突如として訪れた想定外のピンチに対処しなければならない。
私の住んでる所は辺鄙なところで、スーパーまで車を時速60マイルでかっ飛ばして片道20分かかる。調理を始める時間になって突然メニューを考えるのもストレスなのに、これから買い物に行かなきゃいけないのもストレスだ。
結局どうしたのかは忘れたけど、私の機転でなんとかしたのだ。

冷凍してあったから、1,2週間後に使うとなると消費期限は当然切れている。
それを説明して、次からは捨てないようにお願いした。
が、同じ事が何度も何度も何度も起きる。
その度に説明するのに、でも駄目なのだ。
捨てられる度に私のイライラは溜まっていく。
なんで捨てるの、ちゃんと説明したのに、私がこんなに困るのに。
よくよく話を聞くと、どんなに論理的に説明しても、とにかく「表示されている消費期限の切れている肉」を食べるのが夫は嫌だったのだ。
これは今思えばコンタミネーションフォビアだけど、当時、夫を「ちょっと風変わりな普通の人」と思っていた私には、心底単純にムカつく行動だった。
が、どうしても嫌でしかも捨ててしまうなら仕方がない。
私が何をどう言ってもこいつは見つけたが最後、捨てるのだ。

もう、「一個買ったらもう一個無料!」は買わない事にした。
私が、彼の「非論理的かつ理解不能な思考」に「譲歩」して「あげた」。

基本的に、これに尽きると思う。私のイライラが溜まっている根源。

私が。彼の非論理的こだわりに。いつも。譲歩。してあげている。

彼も私の行き届かないあれこれに譲歩してくれているだろうけれど、我慢してくれているだろうけれど。
ふっ。レベルが違うよ。
でも彼にはそれはわからない。

勝手にこんな風に捨てられたら、普通、怒るでしょう?とは言わないよ。
普通、っていう言葉の陳腐さを、この20年間、嫌というほど実感している。
でも、少なくとも、怒るのは私だけではないでしょう?

なのに、私は怒っちゃいけない。
「声が怒っていると、こっちも反撃体制に入ってしまう。冷静に伝えろ。」と夫が言うからだ。
でも所詮、冷静に伝えた所で、「顔がムッとしている。」とか難癖つけるのだ。

だから私は怒りの感情を意識的に麻痺させて、「怒るな、怒るな。お互いにハッピーになるにはここは譲歩しておこう。」と譲歩し続けてきた。彼のフォビアはどんどん酷くなって、最終的には自分で認めたけど。

自分が不条理なのだ、という事を認めてくれれば、こちらの気持ちが少しだけ楽になる。
けど、お買い得の「一個買ってもう一個無料!」が使えない事には変わりない。

by coralcoral33 | 2019-11-07 23:59 | 不満がたまる言動 | Comments(0)